浄土宗の葬儀での最大の特徴は南無阿弥陀仏と念仏を唱える点にあります。
これは帰依と感謝を示すためであり、仏の救済を受けて死後に浄土に生まれることができるよう願いを込めて唱えます。
葬儀の流れは一般的な仏教と同じであり、お焼香の回数にも決まりはありません。
ですが近年では3回とするところが多いです。
香炉の前に立ったら合掌と一礼をし、親指と人差し指、中指の3つの指でお香を一つまみし、その手を仰向けにします。
お香を持った手を支えるように、もう片方の手で下から添えて額に押しいただき、灰の中にくべます。
数珠には差があり、通常日課数珠と言われる2連のものを使用します。
男性と女性では持つものが異なり、男性は三万浄土、女性は六万浄土となるので、注意が必要です。