ロシア人の殆どがロシア正教会の信徒です。
故人が洗礼を受けていれば、ロシア正教会で葬儀が執りおこなわれます。
ロシア正教会では葬儀を「埋葬式」と呼び、死を「復活の生命が与えられるまでの一時的な眠り」ととらえるため、火葬ではなく土葬が一般的です。
しかし、火葬場が少ないため、亡くなってからもしばらくの間は、永遠の復活の命が与えられるよう祈祷します。
葬儀は死後一定の時期あるいは暦で定められた日に適宜おこわれ、参列者は黒い服を着用します。
女性はショールで髪を覆わなくてはいけません。
日本の香典にあたるのが献花で、花は偶数用意します。
埋葬式が終わったら、故人の家族は参列者を自宅に招いて、追善供養と呼ばれる食事会を開きます。