葬送の1種である水葬はご遺体を海や川、湖に葬ることで故人を弔います。
昔は日本でも亡くなった人をそのまま、もしくは小さな舟に乗せて海に流すという葬送が行われることがありました。
海の先に死者の国があるという海上他界観により、このような葬送方法が生まれたと言われています。
古くはいくつかの国で行われてきた葬送ですが、現在行われている場所はインドのような一部地域だけです。
日本では船舶中の船内が亡くなったときを除いて水葬を行うことが禁止されています。
本格的な水葬を行うためには将来を見越して海外への移住が必要になり、葬儀以外にも莫大な費用が必要となるはずです。
日本で実施したいのであれば類似した海洋散骨という方法を選ぶ必要があるでしょう。
その場合は、完全に委託する場合は50,000円、遺族が船に乗って骨を撒く場合は250,000円ほどの費用が必要です。