葬儀と葬式は、どちらも誰かが亡くなったときに行われる儀式ではありますが、その意味には違いがあります。
葬儀は仏教や神道など宗教のルールに基づいて、故人を弔うための儀式のことを指します。
読経や焼香といった宗教的なことをやる部分が葬儀と考えればよいでしょう。
一方で葬式は、通夜から葬儀・告別式を経て火葬が行われるまでの一連の儀式をまとめて呼びます。
告別式は、宗教的な儀式ではなく故人の血縁者や親交の合った人たちが最後のお別れをするために催されるものです。
つまり葬式は、宗教的・社会的な性質をもった儀式のことを指します。
しかしながら、最近では告別式などは行わない直葬を行う人も増えていますから、葬儀と葬式の違いがないことも増えています。