中部地方の愛知県では、前火葬と後火葬が混在しています。
山間部や海沿いでは前火葬が多く、南知多町などでは骨葬で通夜や告別式を行うこともあります。
愛知県はいろいろな風習が残っているエリアで、南知多地域では自宅に安置しても線香や灯明などはあげません。
僧侶が枕経をあげるまで生きているという風習があり、僧侶が帰ると遺族は始めて線香をあげるのです。
自宅から出棺するの際、帰ってはこない意味を込めわらを燃やすケースもあります。
西三河地域の場合、大小2つの白木の位牌を準備してから、大きい方については胸元に入れて火葬します。
法要は小さい位牌を使って行い、忌み明けまで利用することが多いです。
中心部では前火葬と後火葬は混在しており、山間部や海沿いでは前火葬が多いです。
南知多町では家から出棺したり、骨葬で通夜と告別式を行うケースがあります。
近年簡略化される傾向がありますが、まだまだ独特な葬儀の風習が残っています。