イタリアではキリスト教徒の葬儀では火葬しませんが、最近では墓地のスペースが不足したことで火葬が多くなりました。
イタリアは厳格なカトリックが多いですが、時代と共に弔い方法に変化が起きてきます。
葬儀会場は近所の教会や病院で、30分くらいで終了し食事をすることもありません。
日本ではたくさんのマナーがありますが、イタリアの葬儀はシンプルで、棺に入った故人との別れをしのぶことだけを大切にします。
通夜や香典など存在せず、喪服さえないため参列者は派手な洋服を避けるだけで良いです。
死を穢れとは捉えないため、棺を霊柩車に積む際には人生最後の時を拍手で送り出します。
献花に使われる花はカラフルで、陽気なイタリア人らしさが現れています。