東北の葬儀の他の地域にはない変わった風習に前火葬があります。
これは通夜の前に火葬をする風習で、移動に時間がかかる東北で江戸時代から行われているのが特徴です。
福島では仮門を作り、死者が家に戻らないようにするしきたりがあります。
山形では香典がえしに、白砂糖を選ぶのが他の地域には無い変わった風習です。
それ以外に山形では告げ人が、近所の住民やや菩提寺に誰が亡くなったか連絡をする風習があります。
通常は49日までが喪中なのですが、山形では35日で喪があけるのが特徴です。
秋田に伝わる葬儀の風習に、焼香の盆に小銭を置くものがあります。
三途の川の渡し賃で六文銭を用意する地域もありますが、秋田特有のしきたりです。